林先生いろは歌留多
- い いちばん大事な左足
- ろ 論より稽古するのが先
- は 初めての人 正座から
- に 二段打ちから技生まれ
- ほ ほめられた時なほ稽古
- へ 変剣は心の曲り
- と とう間から打つほど上手くなり
- ち ちか間からしか使へぬ片輪者
- り 理がすぎて剣先迷ひ
- ぬ 盗み足出来る程の足捌き
- る 留守番は懸待に同じ
- を 怠らぬ修行の道 蝸牛
- わ 和のないところ剣道なし
- か かっこうよくと思った時 負け
- よ 横っぷり富れば勝ちとは
- た ただ打って思ふな 気を衛(まも)れ
- れ 禮儀こそ和の基
- そ 粗末には出来ぬ剣道形
- つ 突き技は兎角意を損じ
- ね 眠ってて思はず面、甲手、胴
寝耳に水も平常心 - な 斜めにも理、技、間合い
- ら 羅針盤の様な身と意(こころ)
- む 向ふ脛 打つ柳剛流
- う うらみ持つ剣は邪剣
後から視ても解る審判 - ゐ 居着た時 動いて辛抱
- の 野試合は忙しさを味あはせ
- お 怒ったら試合は負け
- く くやしさを稽古で忘れ
苦しんだ稽古 地が出来 - や 山登りの様な修業の道
- ま 待ちの習慣 懸りを忘れ
- け 剣先は身気(意)の鏡
稽古とはふるきをかんがへる - ふ 夫婦してソッポ向く子に着換へさせ
- こ 子供は大人の悪いところを真似
- え エイヤートーが掛聲の基
- て 天狗になったら行き止り
- あ 當てさへすればは審判の責
- さ サア行こう霜踏しめて寒稽古
- き 気合は掛聲から生まれ
- ゆ 夕べに稽古朝(あした)に稽古
- め 面脱いでニッコリ笑顔敵味方
- み 身を衛(まも)る剣道 九十九の技を越へ
- し しみついた癖 なかなかとれず
- ゑ 繪がく意(こころ)に迷ひを生じ
- ひ 肘堅ければ技堅し
- も もう駄目だ云える裡(うち)はまだまだ
- せ
- す すなほな剣 人柄もよし
- ん(うん)
updated 2006/06/23
Copyright 求道舘冨田道場館長 冨田紀作